1966-02-28 第51回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第4号
それからなお日本の経済、民生の安定のために、一部工業用ダイヤをレリーズするというような措置を講じたことは聞いております。しかし、大蔵省自体が、返還があった後にダイヤを無償で人にやるというようなことはございません。
それからなお日本の経済、民生の安定のために、一部工業用ダイヤをレリーズするというような措置を講じたことは聞いております。しかし、大蔵省自体が、返還があった後にダイヤを無償で人にやるというようなことはございません。
新聞には二百億ないし二百五十億、大臣は大体四倍と言うけれども、あの中に工業用ダイヤで四万円のもあるのであります。ですから二百億、二百二十億にならないかもしれません。すぐそういうことになるので、こういう問題はやはり厳重に封印をしてあるということで、いまの値段はただ一昨つけた値段でありまして、売り払いの値段とは関係なく、売り払いの場合には適正にやります、こういうことで御理解願いたい。
しかし当時相当多数の工業用ダイヤが入つておつたのであります。接収された当時にはありましたけれども、占領軍が占領中においてこの品物をばそれぞれ略奪品として各国へ返したものが約十二万七千カラツトくらいあるのであります。
まず、ダイヤの買上げと処理でありますが、戦時中陸海軍では、新鋭兵器の軍需資材として、おもにジヤワ、タイ、ボルネオ、南米等から、工業用ダイヤを主として約四十数万カラツトを購入していたのであります。しかるに、軍需省においては、陸海軍よりの分与を受けることができなかつたので、やむを得ず国内から装飾用ダイヤの供出を求めて、ダイヤモンド工具等に対する将来の需要に応ずる計画を立てたのであります。
○伊藤証人 工業用ダイヤでありますならば、値段も安くありますし、それから、一万カラットといつても、おそらく両手一ぱいくらいのものだと思います。これくらいのものならば、ヒットラーから贈られたあのタ弾と一緒に運びますならば、——あれは何十貫とある、日本陸軍に贈られた研究のたまであるのであります。
○中野委員 そうすると、かりに旭硝子として、二百五十万というと相当数量のものですが、工業用ダイヤというと装飾用ダイヤの十分の一でしよう。従つて、これは数量にして相当多量なものだと思うのですが、二百五十万円ともいう金額はお聞きになりましても、実質上においてカラット数がどういうものであるということは御記憶ありませんか。
○景山証人 工業用ダイヤとして払い下げたのです。払い下げた当時は課長でありませんでした。会社の方へもう渡しておつたのでございます。そして、会社の方で買いたいと言うから判を押してくれと係の者が言うて来ましたので、私は判を押したのです。
それから、ダイヤモンドでダイスにこしらえたもの、まるい真鍮のわくの中ヘマウントしたもの、それから米粒みたいなもの、それを工業用ダイヤというふうに私は思つております。
○川崎証人 工業用ダイヤです。大体マウントしてあるものばかりと思つておりました。米粒みたいなものはやつたかどうか、今記憶ありません。それ以外のものはやつております。
あなたは工業用ダイヤ、装飾用ダイヤを鑑定する鑑定眼はないと言いましたね。工業用ダイヤと装飾用ダイヤを見わけるだけの鑑定眼はあなたはありますか。
どうも一般の常識から考えましても、必勝態勢確立のために政府は必要としてこの工業用ダイヤは求めたのですけれども、事実においては、陸軍、海軍は当時八方カラツト余のものを持つておつても、敗戦の原因と言われるような軍と軍の間のトラブルから、軍需省には一片のダイヤもわけてくれなかつたようなわけなんです。
○世耕委員 それでは、工業用ダイヤであつたということは、あなたはただ聞いただけのことであつて、確認したわけではないということは申し上げることができると思います。なお一点、先ほどお尋ねしたことについては、私の聞いたことだと不十分な気がいたしますから、お尋ねいたします。陛下のおぼしめしはあくまでも正しい。しかも、戦前戦後を問わず正しい行いを常に国民に示されておる。
そしてその、中は、装飾用ダイヤもあり、工業用ダイヤもあつたと記憶いたしております。これは、私自身そういうものの見わけは全然つかない人間でございますけれども、復員局の者がそう申しておりましたから、確実と思います。
それから、工業用ダイヤのことでございまするが、これも私、復員局へ持つて行つて中身を調べましたときに、私が工業用ダイヤと認めたのでございませんで、復員局の人が、この中には工業用ダイヤも入つているなということを言つたのを聞きまして、さては工業用ダイヤも入つておるのだなと思つただけでございまして、その点は、何とも、お考えと違うようでございますけれども、そう申し上げるよりほかありません。
軍需省としては、急を要することでありますから、やむなく、死蔵、退蔵物資とは言うておりますけれども、一般国民の愛着心の強い、値段もきわめて高い装飾用のダイヤをもつてこの工業用ダイヤに転換したい、こういう考え方で、昭和十九年の七月二十一日に、軍需省におきましては次官通牒をもちまして要綱を出したわけであります。
○中野(四)委員 ここには工業用ダイヤと書いてあるのです。工業用ダイヤとして工具がとられておる。そうするとあなたの方の関係のものではないのですか。
こまかいカラツト数における一般の接収をされたものは、装飾用のダイヤが大部分でありまするが、この人々の証拠書類を付しての申告は、非常に多くの工業用ダイヤがあるというのです。これが今のお説から参りますれば、日本銀行の地下室にはちよつと見当らぬように感じられまするが、これは工業用ダイヤ、工具についたものもありまするし、ついていないものもあります。
○橋井証人 第一点の、軍関係において八万カラツトあつたはずであるがどうか、こういうことでありますが、 〔委員長退席、荒舩委員長代理着席〕 ダイヤの供出が当初起りました原因として、私がその前後に聞きましたことは、これはうわさ話のようで、悪口になるようでありますけれども、陸海軍には相当あるけれども、この協力が得られないので、民需用の工業用ダイヤを確保するために供出を頼まねばならないのだというようなことを
率直に当時のいろいろな状況から言つて、よほど特殊の事情がなければ、軍関係の工業用ダイヤは、どちらも工廠で非常な生産をやつておりましたから、もらえなかつたのだろうと私は思います。
軍需省が陸海軍に向つて、この一般国民のダイヤを買い上げる前に、工業用ダイヤを配給してくれとか、分割してくれということについて交渉をした経緯とか、あるいは、いかなる理由に基いて陸海軍がこれを拒否したか、こういう点を、いま少し具体的に話をしていただきたいと思う。
あなたの方は、軍の方から工業用ダイヤを配給してくれないから、装飾用ダイヤ専門でまかなつてしまおうとした。また現実にまかなつてのでしようか。
○中野(四)委員 そうして大体あなたの関係しておられた当時、装飾用のダイヤというものはどのくらい集まつたのか、あるいは工業用ダイヤはどのくらい集まつたのか。
東京都内の関係から、工業用ダイヤ、五千カラットの供出がありましても、これはMPとの連絡でつかまつて、横浜の加賀町署に引致された例もありますが、しかしこれは私が摘発はかけたのじやございません。むしろ司令部側が活動した結果であります。とにかく私は工業用なんというものは目をつけていなかつたのであります。
これはボーキサイト、錫、タングステン、ニッケル、クローム、マンガン鉱、亜鉛、黒鉛、水銀、鉛、工業用ダイヤ、軸受鉱石、雲母、石綿、ヨード、アヘン、ゴムといつたようにいずれも特定の外国が現在特に必要としている物資と符節を合するということは、はなはだ注目すべき点であろうと考えます。
解除を受けましたものは、工業用ダイヤ、金、銀、白金、白金網、金網、銀網、白金属であるロジウム、イリジウム等であります。この代りとして日本政府から渡しました貴金属の種類は金と銀であります。そうして割合から申しますと、白金、金に対しては金。銀に対しては銀でありまして、金の引渡しの方が多いのであります。